ドクターよりドクターより

「歯っとする話」をお届けします。

フッ素の虫歯を予防する効果

フッ素を付けると、虫歯の初期状態である歯の表面の脱灰の再石灰化が促進され、初期の虫歯に多くのミネラルが吸収されて初期虫歯が治っていきます。

歯キャラ フッ素(青)

歯面の塗布法、フッ化物洗口法、フッ素配合歯磨剤の使用などの方法で歯質に取り込まれるだけでなく、プラークや唾液中に広がって、濃度を高め歯の周りからも作用します。

この中でも、「家庭で簡単に実施できるフッ素配合歯磨剤」と「歯科医院で行うことができるフッ素の歯面塗布法」についてお伝えします。

フッ素配合歯磨剤

フッ素配合歯磨き粉

幼児から高齢者まで、家庭で簡単に歯みがきで使用できます。
歯磨剤として用いるため、500~1000ppm と濃度が低く、他のフッ化物配合の口腔ケア用品と併用できる利点があります。
使用後は軽くすすぎ、その後1時間は飲食をさけて、口腔内のフッ素の濃度を保ちましょう。

【用語】 1ppm とは 1リットルに 1mg の濃度単位です

フッ素の歯面塗布法

フッ素ジェル

歯科医院で行う専門的な虫歯予防処置です。
配合されているフッ化物の濃度は9000ppm と高濃度です。
塗布する効果的な時期として、萠出(ほうしゅつ )した直後の歯は吸収性が高いので、個々の歯が萠出するたびに塗布することが望ましく、成人や高齢者の場合は、定期的に塗布することによって、虫歯になるリスクを少なくすることができると言われています。
効果を継続させるためには、塗布後30分間は うがいや飲食を避け口腔内のフッ素の濃度を高く保つことが大切です。

【用語】 萠出(ほうしゅつ)とは歯が生えることです

毎日のフッ素配合歯磨剤の使用と、歯科医院での定期的なフッ素の塗布が虫歯予防に効果的です。

歯医者さんのイラスト(女性)