
「歯っとする話」をお届けします。
唾液中の酵素はその発がん毒性を減少させる
日本人の死因の1位は「がん」です。
そして、がんの最大の原因は食生活にあります。

歯が無くなっても死なないと思われますが、歯を無くすことが、寿命を縮めているかもしれません。

がんの発生を防ぐには、発がん物質を体内に入れないことが重要です。

しかしながら、様々な食品に添加物として含まれており、これらを全く取らないようにするのは、現実的には難しい所です。

しかし、ここでいいお知らせがあります。
唾液中の酵素はその発がん毒性を減少させることが分かっています。
つまり細胞に突然変異をおこさせる毒性が、食物と唾液を混ぜることによって低下するのです。
どのような薬にも勝る力を私達の口の機能がもっているのです。

あごを動かしたり味覚を感じることは唾液の分泌を促し、さらに噛み砕くことが食品と唾液を十分に混ぜることになります。

虫歯があったり、抜けた歯をそのままにしておくと良く噛めず、唾液の分泌も減少し毒消し効果が発揮できません。
また、発がんを抑制したり進行を止める働きがあるという野菜や繊維質の摂取も少なくなります。
がんのもとを身体の入り口で絶つためには、よく噛める歯を保つことが条件なのです。

歯は悪くなったら自然には治りません。
ですから、がんと同様に「発生の予防」ならびに「早期発見、早期治療」をすることが重要です。
