ドクターより
「歯っとする話」をお届けします。
噛むことと認知症の発症リスクの関係
歯を失った後、入れ歯などを使わずに、そのままにしている人は、20本以上残っている人に比べて認知症の発症リスクが高いとわかりました。
ご自分の歯が20本以上残っている人は認知症になりにくく、入れ歯を使っている人もなりにくいことが分かりました。
噛むと脳の血流が増え、脳の働きが活発になるので、咀嚼は脳の認知機能を低下させない重要な要素です。
特に認知症の症状と関わりの深い、前頭前野が活性化します。
毎日の食事や噛むことを意識し、咀嚼の回数を増やしたり、歯ごたえのある食材を食べるようにするのがよいでしょう。
歯を失っても入れ歯などを使って咀嚼機能を回復することが大切です。