ドクターよりドクターより

「歯っとする話」をお届けします。

酸性飲食物の摂取法による酸蝕(さんしょく)のリスクとその対策

最近は健康ブームで「飲むお酢」や「果汁飲料」を飲まれる機会も多いと思われます。

りんご酢のイラスト 果汁絞り器

そのような pH(ペーハー) が低い酸性飲料の摂取によって歯質が溶解される「酸蝕(さんしょく)」において、どのような摂取方法が良いかは重要になります。

リトマス試験紙・酸性

pH の低い酸性飲料の摂取方法の場合、摂取量の多少にかかわらず、

  • 一気に飲む
  • ちびちび飲む
  • ストローを使って飲む
  • 哺乳瓶で飲む

などの方法の違いによって、酸蝕(さんしょく)の発症に影響がでます。

酸蝕歯のイラスト

唾液は口腔内を中和しますが、夜間は唾液量が減少しているので、酸蝕(さんしょく)性のものが歯に触れることはとても危険です。

就寝時に、哺乳瓶で酸性飲料を飲ませるのも歯質が溶解する原因になります。

酸性飲料は、口腔内にできるだけ留めることなく飲み込むことが摂取方法として望ましいです。

勢いよく飲むイラスト
虫歯治療