歯周病治療

歯周病治療について

歯茎が腫れる、歯茎から血や膿(うみ)が出る、歯がグラグラする、等の症状は歯周病です。
重度になると歯が抜け落ちてしまうこともあります。
主にプラークや歯石が原因で症状が現れます。

症状が軽い場合は、歯石の除去や歯ブラシの練習などで改善されますが、症状が重い場合、歯石の付着が多い場合は、麻酔をして歯と歯肉の境目深くに入り込んだ歯石の除去が必要になります。

治療後も歯周病の進行を予防するためのアフターケアをきっちりと行います。
4~6ヶ月後に定期健診を受けていただきます。

健康な歯肉と歯周病の関係

歯周病は、歯を支える歯周組織を破壊する病気で、初期には自覚症状がほとんど無く、気づかない間に進行していきます。

健康な歯肉

健康な歯肉

歯肉が健康なとき、歯は歯周組織(歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨)によってしっかり保持されています。
正常な歯肉は淡いピンク色で引き締まっています。

健康な歯肉

レントゲン像でも歯周組織に異常はみられません。

歯周炎の歯肉

歯周炎の歯肉

歯肉が炎症を起こすと、赤くつやがあることもあり、磨くと出血しやすく、触れると痛むことがあります。
炎症は歯肉に限局して仮性ポケットが出現します。

歯周炎の歯肉

レントゲン像では異常ありません。
(骨の吸収なし)

軽度歯周炎の歯肉

軽度歯周炎の歯肉

歯肉の炎症が進行してくると、発赤、腫脹が著しく磨くと出血します。
歯の支持組織にも炎症が進み、歯周ポケットが形成され骨の吸収も始まります。

軽度歯周炎の歯肉

レントゲン像ではわずかに骨の吸収がみられるようになります。

重度歯周炎の歯肉

重度歯周炎の歯肉

歯周病がさらに進むと、歯の支えの多くを失い、骨吸収が歯根長の1/2以上になると歯はぐらつきはじめ、膿が出始めてくると口臭もひどくなり、やがて歯が抜けてしまいます。

重度歯周炎の歯肉

レントゲン像では明らかな骨の吸収が見られます。

歯周ポケットの検査

歯周病の進行状態を評価するうえで欠かせないのが歯周ポケットの診査で、プロービングによって行われます。

プロービングによる診査

プロービングによる診査

プロービングによって、歯周ポケットの深さとプロービング時の出血の有無を調べることで、炎症の存在と歯周病の進行程度が分かります。
X線写真だけでは把握できない頬舌側の歯槽骨吸収などの状態をプローブで探って判断します。

検査の目的は
  1. 炎症の有無、位置の確認
  2. 根の解剖学的形態の確認
  3. 歯石など付着物の位置確認
です。

歯肉の病気の原因はプラーク

歯周病の原因は細菌の塊のプラークで、歯周ポケットにプラークがすみつくことで歯周組織に炎症を起こします。
歯周ポケットを発生させ歯周病を進行させます。

プラーク

プラーク
プラークは歯と同じような色なので見分けづらく、正しいブラッシングでないと磨き残しが多くなります。

歯石

歯石
歯周縁のプラークはブラッシングで取り除けますが、縁下のプラークや歯石は歯科衛生士が行うスケーリング・ルートプレーニングでないと取り除けません。

プラークコントロールの方法

ブラッシング SRP PMTC
ブラッシング SRP PMTC

歯周病の治療ステップと改善まで

歯周病は長い年月を経て進行しているため、治療には少し時間がかかり、患者様自身の磨く自覚により治癒が左右します。
歯周病は、歯周初期治療で約85%治ります。

歯周初期治療の期間

歯周初期治療は、1週間に1回の通院で3~4ヶ月をメドにしています。

歯肉炎の治療ステップ

歯肉炎はブラッシングによるプラークコントロールを徹底する事で改善していきます。
ただし、改善したからといってプラークコントロールを怠ると歯肉炎、歯周炎へと移行します。

初診 診療中(3週間) 診療後(3ヶ月)
初診の歯と歯茎 診療中(3週間)の歯と歯茎 診療後(3ヶ月)の歯と歯茎

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